坐骨神経痛でお悩みの方
- 洋平 西野
- 11 分前
- 読了時間: 4分
こんにちは!ニシノ整骨院の下田です!
今回は坐骨神経痛についてお話していきます。
坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛は腰から爪先まで伸びている「坐骨神経」という末梢神経が、さまざまな原因で圧迫や刺激されることによって起こります。そのとき、痛み、しびれ、強く張っている感じがするなどの症状が現れる場合があります。
坐骨神経痛の主な症状
坐骨神経痛は中高年になるにつれて発症しやすくなります。症状としては、ふくらはぎの張りや、焼け付くような痛み、締めつけ感などです。足の一部分、または足全体に強く感じる場合もあるでしょう。
場合によっては、少し歩くと足に痛みやしびれが起こり、少し休むとまた歩けるようになる(間欠跛行:かんけつはこう)などの症状が現れる場合もあります。
坐骨神経痛のさまざまな原因
坐骨神経痛は放っておくと症状が悪化し、日常生活もままならなくなります。その原因となる主な疾患にはどういったものがあるのでしょうか。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、20~40代の年代の人が発症しやすい疾患です。椎間板の中にあるゼリー状の髄核(ずいかく)という組織が押し出され、脊柱管の中を通っている神経を圧迫することによって痛みやしびれを起こします。この状態が腰のあたりの背骨で起きたのが、腰椎椎間板ヘルニアです。
背骨は椎骨という骨と、その間でクッションの役割をする椎間板が交互に積み重なって構成されています。体を動かす際、腰に慢性的な力が加わり、そこに不規則な強い力が加わったりすると、椎間板が圧迫されて髄核が飛び出すことがあるのです。中高年の場合は、年齢を重ねるとともに椎間板の柔軟性が少しずつ弱くなり、削られてしまうことによって椎間板内の髄核が飛び出しやすい状態に。そのため、椎間板ヘルニアの痛みは急に強くなります。しかし、気が付かない時期から軽い痛み、またはしびれなどを感じていることもあるようです。
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
脊柱管狭窄症による坐骨神経痛は年を重ねるにつれ多くなります。特に50代を超えると、より発症しやすくなります。脊椎は、身体を支え、脳から背骨に沿って延びる神経である脊髄を守る役割です。
脊髄が通っている背骨の隙間のことを「脊柱管」といいます。脊柱管というのは、脊椎のなかにある神経の通る管のことです。脊椎にある椎間板や椎間関節、じん帯などは加齢とともに老化しはじめ変形します。
そのため、脊柱管が圧迫されてしまい神経を刺激し、痛みやしびれを生じます。ひどくなると麻痺や間欠跛行と呼ばれる痛みによる歩行障害を伴うこともあるでしょう。
下肢に力が入らずつまずきやすい、階段を上りにくいという行動に対して障害が出るのはもちろん、尿が出にくい、残尿感があるなどの排尿障害が現れることもあります。
梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)
梨状筋はお尻にある筋肉の一つです。坐骨神経が骨盤出口部で、股関節を支える梨状筋を圧迫、または刺激を受けることにより、疼痛が起きている状態のことを梨状筋症候群といいます。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症に比べると珍しい疾患です。
坐骨神経痛の原因のなかでも、運動と密接な関係にあるのが梨状筋症候群。過度な運動などによって起こる炎症や、ケガなどの障害により坐骨神経を刺激することが主な原因です。
例えば、長時間同じ姿勢でいることが多い自動車の運転や、中高年になってからスポーツを始めたときなどに梨状筋が圧迫され「坐骨神経痛があらわれた」というケースが多くあります。
坐骨神経痛を予防するには?
坐骨神経痛はしびれ、焼けるような痛みや重い麻痺など、とてもつらい症状が長期間にわたって生じるため、一度経験したことのある人は「もう二度とかかりたくない」と感じることでしょう。
坐骨神経痛は日常生活の中で予防することができます。例えば、「背骨の関節や椎間板への負担を少なくするよう心掛ける」「適度な筋力トレーニングやストレッチを日々繰り返し行い続ける」などが、予防になります。

ニシノ整骨院では、丁寧にカウンセリングさせていただくことはもちろん、常に患者様の心に寄り添い対応いたします。
また、患者様一人一人の症状に合った施術を行い、完治を目指して症状を原因から改善していきます。
お悩みの方は、お気軽に当院スタッフにお声掛けください。
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